お墓を建て直すときの適切な時期についてご質問を頂く事があります。
お墓の建て直しに際しては特定の時期に行うべきという定めは存在しないものの、より良い時期として考えられているのは一周忌や三回忌、七回忌などの年回の時期やお彼岸や故人の命日に合わせて建て直しをする事です。
そのような時期に合わせると故人を供養する1つの区切りになるのと共に、お墓の建て直しに際して行う必要がある法要を滞りなく行えるという特徴もあります。
その理由はお墓の建て直しをする場合は、これまでのお墓から新たなるお墓に対して故人の魂を移すためにお魂抜きを行い、新たなるお墓に開眼法要をする必要があるためです。
そして建て直しを検討するきっかけになるのは墓石の現状が判断基準になる事例が多く、特にひび割れや見た目上の経年劣化が進行してきた際に建て直しを検討する事例が多いです。
一言で墓石とは言っても石材として用いられている素材や施工に関して用いられた技術は各時代により差異があるため、素人が目視確認した状態とプロの目から確認した状態では判断に違いが生じやすいのでプロに確認して頂く事が大切です。
プロの目から判断し建て直しの必要があると示された際には見積もりと契約を済ませ、これまで使用してきたお墓から魂を抜くべく供養を行い、その後一旦遺骨をお寺もしくは霊園に対しお預けします。
続いて、既存の墓石を懇切丁寧に取り除いていき新たなる墓石の設置作業を行うのですが、全ての作業が完了するまでにはおよそ2ヶ月から3ヶ月間を要するため、可能な限り遺骨をお預けする期間を短くすべく計画的かつ円滑に進められるようにしましょう。
神戸市でお墓の建て直しでご検討中やご質問が御座いましたらお気軽にご相談ください。